山口県防府市のほうふ日報に「三哲文庫」復活の記事が掲載されました。令和3年4月25日、防府市立防府図書館の名称が三哲文庫防府市立防府図書館になりました。
三哲文庫は、山口県防府市牟礼出身の第11代台湾総督上山満之進が、防府市に財産を寄附して建設した図書館です。三哲とは、上山満之進が尊敬していた、吉田松陰、品川弥二郎、乃木希典の三人を指します。上山満之進は、寄附するにあたって、図書館の名称を「三哲文庫」にするよう依頼し、三哲文庫として開館しました。戦後、GHQが防府に駐屯した際、名称を防府図書館に改称したといわれています。
上山満之進は、三哲文庫開館時に台湾の洋画家陳澄波が描いた「東台湾臨海道路」も防府市に寄附しています。
掲載記事:ほうふ日報 第12497号
掲載日:令和3年4月27日(火)
新聞社名:防府日報株式会社
所在地:山口県防府市本橋7‐26
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