2020年10月17日から国立台北教育大北師美術館で開催される、「不朽的青春──臺灣美術再發現」で防府市所蔵の陳澄波作「東台湾臨海道路」が展示されます。なんとポスターに、「東台湾臨海道路」が!多くの方にこの絵を見て頂きたいです。今後の交流につながりますように!
展覧会名:不朽的青春──臺灣美術再發現
開催期間:2020.10.17-2021.01.17
開催地:國立臺北教育大學北師美術館
所在地:中華民国106台北市大安區
和平東路二段134號
東台湾臨海道路:
防府市江泊出身の第11代台湾総督上山満之進が、在任終了時に制作を依頼し、その後防府市に寄贈されたもの。作品は縦69cm、横129cmの油彩で、1932年に開通した台湾東部、花蓮「蘇花公路」が描かれている。また、絵の中には「タイヤル族」らしき親子が手をつないで歩いている姿が描かれ、木製の額縁にも台湾南部の蘭嶼島の「タオ族」の意匠が彫り込まれている。台湾総督在職中、上山満之進は台北帝国大学を設立しており、原住民族文化研究にも力を入れていたことがうかがえる。山口県防府市所蔵。現在山口県立美術館に保管されている。
陳澄波:
台湾嘉義市出身。洋画家(1895年~1947年)。1924年、東京美術学校入学。1926年、台湾出身の洋画家で初めて帝展に入選。日本統治終了後、二二八事件に巻き込まれ、1947年に生涯を閉じる。「悲劇の画家」とも言われる。
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